Uさん(主任 2013年入職)
Q1:前職は何をされており、転職をするきっかけとなったのは何でしたか?
前職は広告代理店の営業をしていました。介護業界は未経験です。
私は幼少期、祖父母によく面倒を見てもらい育ちました。しかし、事情で祖父、祖母の葬儀に出られず、後悔の念に駆られることがありました。
そんな気持ちもあり、介護業界に興味をもち転職を考え始め、営業職で働きながら休みを使いヘルパー2級を取得し、自分の中での転職の区切りと考える39歳の時に転職しました。
Q2:検討した施設はありますか?また、なぜそれらの施設ではなく入職を決意しましたか?
自宅から近い特養、4〜5施設で検討をしていました。
特養を希望していた理由は、通いより泊まりで長く同じ方と関わる介護をしたいと考えていたからです。
西島寮に決めた理由は、西島寮、あづきもち両施設長との面談です。他からも内定をもらっていましたが、施設長との面談で、介護という仕事だけではなく、人としてどのような自分になりたいか将来像を描かせてもらえる話ができたことが大きかったです。
Q3:入職をした直後、職場の様子、仕事内容、研修制度などは入職前に思っていた通りでしたか?
正直、前職で広告代理店だったこともあり、PCなどの環境整備は他より10年くらい遅れている印象でした。
しかし、とある相談員さんが入職して変わりました。
具体的には、全職員に仕事に関しての不満アンケートを取り、クリアできるものに対して一つずつ答えを出していってくれました。その事により、自分たちの意見が通り、職場をよりよくしていけるものだと実感しました。
また、今まで階ごとで異なっていた業務内容も、「介護統一会議」を行い、職員みんなが働きやすい職場環境にしています。
全てのことが、ご利用者にとって何が一番大事なのか考え、今も改善が進んでいます。
皆で良くしていきたいという流れがあるので、自分としてもまだまだ改善していきたいと考えています。
Q4:未経験でも大丈夫ですか?
全くの未経験からの入職だったため、入った時点では右も左も全く分かりませんでした。
しかし、毎日同じ方が指導役としてしっかりついてくれ、非常に安心できました。
さらに、マンツーマンでの指導なので、早く慣れることができました。また、同じ方から毎日指導いただけるので、人間関係への慣れもはやく、職場に馴染む面においてこれは大きかったです。
Q5:現在の仕事の内容を具体的に教えてください。
現場で介護業務をやりながら、主任としての管理業務、会議への出席、面談、シフト組みをしています。
Q6:仕事のやりがいや、具体的に喜びを感じたエピソードは?
介護はコミュニケーションが一番大切と自分は考えています。
前職の営業職で培ったコミュニケーション能力が、介護の仕事においても充分通じるんだと思いました。
例えば、介護が嫌で拒否するご利用者がいても、コミュニケーションをちゃんと取ることで、嫌がらずに自分の介護を受け入れてくれることがあります。
そういった事があるたびに、コミュニケーションの力を感じ、今まで培ってきたことは無駄ではなく、コミュニケーションは武器になるということを日々感じています。
一緒に働くメンバーに対しては、褒める方を多くすることを意識しています。
叱るよりまずは、理由を聞きます。その上で相手(ご利用者)の立場になった時どうしたらよかったのか一緒に考え、お互いに納得してその先の仕事に取り組んでいます。
Q7:今の業務における個人的な目標や、ビジョンはありますか?
私は、今の西島寮の中でビジョンを作りながら働いています。
将来的な目標としては、相談員になることを目指しています。
相談員はご利用者が入所したあとも、現場とご家族、ご利用者をつなぐ相談役をしたり、介護とは異なるコミュニケーション能力も求められるが、そこを目指したいと思っています。
Q8:今後、どんな方に入職していただきたいですか?
コミュニケーション能力のある方がいいですね。介護技術、知識も大切ですがコミュニケーション能力で介護の仕事は変わってきます。加えて課題解決能力も持っていると非常に良いと思います。
職場体験をすることができるので、実際に職場をみて雰囲気を感じてほしいと思います。
Sさん(介護職 1993年入職)
Q1:前職は何をされており、転職をするきっかけとなったのは何でしたか?
私は子どもを出産後、専業主婦として過ごしていました。
子どもが大きくなり、手がかからなくなってきたタイミングで働きに出ることを考え、知人に「なんか仕事あるかな?」と相談したら、西島寮のことを紹介してくれました。
介護職はまったくの未経験でしたが、なにか自分にできるかな?と興味があり応募をしました。応募のときは、他の職種を検討することもなく、何の迷いもなく応募をしました。
Q2:職場の様子はいかがですか?
スタッフは皆仲が良く、職場の雰囲気が好きです。
人間関係は問題ないと私は思います。完全に何もないということは人間だから無いですが、家庭的な雰囲気があり、皆とてもあたたかいです。
Q3:未経験でも大丈夫ですか?
未経験で入職して、介護福祉士を取得しました。試験の時にも周りのスタッフがフォローしてくれます。相談員さんに教えていただけるので心強いです。
未経験でも、笑顔と挨拶が一番。これができれば大丈夫だと思います。
Q4:現在の仕事の内容を具体的に教えてください。
西島寮は全部で特養のみで100床あります。各ご利用者ごとに担当が決まっています。
介護士さんの年齡も幅広い。20〜60代のスタッフがいます。
大体担当は4名くらい持つことが多いですが、年齢も重ねてきたので、現在、私の生活全般の担当ご利用者は2名です。
早番のときは離床後、食事の体制を整えて、水分補給をします。
食事の見守りは必ずします。全介助の方は職員が介助し見守りします。
その後、着床やトイレ、おむつ交換を個々で行い、レクリエーションを全体で行います。
特浴の方は職員4名で介助をします。衣類を着せたりドライヤーをしたり、看護師さんも4〜5名入って行います。午後は歩行ができる方の入浴があります。
入浴がない日は夕方までおむつ交換やおやつの準備、トイレ介助、介護全般をします。
介護職として、力仕事へのキツさがないと言ったら嘘になりますが、ご利用者一人ひとりへの介助のコツを覚えると、大変な仕事ではないですよ。
Q5:仕事のやりがいや、具体的に喜びを感じたエピソードは?
介護全般に関わる全てがやりがいと感じています。
肌と肌が触れ合うことで、親密になります。仲良くなったり、ひと声かけたりすることでご利用者は笑顔で答えてくれるので、笑顔を見れてよかったなぁと思います。
私は毎日ご利用者のことを考えて、今日も笑顔見れるのかなっと思って施設に来ます。
言葉をかわせない方が笑うと気持ちが嬉しくなります。
それから、西島寮はとにかく働きやすく、皆が温かいです。
この先も元気に働きたいと思います。
Nさん(介護職 2009年入職)
Q1:前職は何をされており、転職をするきっかけとなったのは何でしたか?
新卒入職で最初入りました。専門学校在籍中の時に、夏休み・冬休みを使って実習があり、西島寮に来ました。専門学校に入ったときは、保育の仕事を希望していたのですが、実習で西島寮に来るようになり、高齢者の方との関わりやふれあいが楽しくなり、特別養護老人ホームへの就職をしたいと思うようになりました。実習でお世話になっていたので、就職は早い段階から声をかけてもらい、自然な感じで決まりました。その後、4年半働いて、結婚を機に退職したのですが、10年ブランクがあってまたこちらでお世話になることになりました。職員の顔ぶれが全然変わっていなくて、不安もなく、再度溶け込むのにも時間はかからなかったです。
Q2:現在の仕事の内容を具体的に教えてください。
担当しているフロアの主任をしています。職員の勤務表作成、職員の体調管理によるシフト管理も主な仕事です。会議の出席も多く、寮母会議(職員会議)・医務主任会議・戦略(主任以上が出席)に出席し、施設のことを話し合って、同じフロアのスタッフに情報共有しています。あと、各ご利用者の介護の方針を決定したり、職員の教育も行っています。
同じフロアのスタッフから様々な意見をもらえるので、その声を元に業務改善や介護方針を決定していきます。例えば、仕事の流れを変えたり、業務過多のときはどうするか、入浴介助の内容を変えたい等々です。スタッフが積極的に言ってくれるので、それを上司に相談して、業務改善につなげています。
介護士として、生活の介助全般の業務も当然行っています。
Q3:仕事のやりがいや、具体的に喜びを感じたエピソードは?
具体的なエビソードはないですが、元々、福祉の仕事がやりたいと思いこの世界に飛び込みました。根っから福祉の仕事が大好きなんだと思います。他の仕事に目が向かないのも、今が充実し、楽しいからだと思います。もちろん大変なこともありますが、ご利用者の方と接している時間がとても幸せです。
自分がおばあちゃん子だったということもあり、人と接するのが好きで、知らない人とでも臆することなく話せる性格だと思うので、高齢者の方と接することが日々できるこの仕事に毎日やりがいを感じています。
Q4:御施設で活躍できるパートスタッフの条件はありますか?
人と接するのが好きな人はもちろん、思いやりがある人が向いていると思います。自分の生活スタイル、子どもの学校に合わせた時間で働く事ができます。現在のここのスタッフは元気で明るい人で弱音もはかない尊敬できる方がたくさんいます。プライベートでも支えてくれる方もいます。プライベートも相談できる人たちがたくさんいるのでお勧めですね。
Q5:今の業務における個人的な目標や、ビジョンはありますか?
出来る限り、みんなが働きやすい環境を整えたいと思っています。現場をより良くしていきたいから主任を続けていきたいですね。スタッフが少ない日の業務や仕事内容、仕組みを変えたり、誰かが休んでも負担がかからないようにフォローをしたり、スタッフの意見を聞き入れて、各スタッフに合った職場環境にしたいです。私自身も子育ての時代を通ってきているので、家庭と仕事のバランスをどのスタッフも取れるようにしていきたいですね。
Mさん(看護職 2009年入職)
Q1:前職は何をされており、転職をするきっかけとなったのは何でしたか?
新卒でリハビリ科の専門病院で脳梗塞等を患った方などの担当看護師として働き、その次の病院も療養型でした。出産を機に退職して長い間専業主婦でした。
最初の仕事復帰は、知り合いの定食屋さんのお手伝いをしました。リーマンショックがあり、安定した職場を探そうと思い、看護師の資格を活かせる、ここ西島寮で働き始めました。
Q2:応募するきっかけは何でしたか?何のメディアで応募を見つけましたか?
子育て中だったので土日出勤しなくてもよいというところが、かなり決め手だったと思います。ハローワークでここの求人を見つけたと思います。腰を据えて働きやすいなと思いました。
Q3:入職をした直後、職場の様子、仕事内容、研修制度などは入職前に思っていた通りでしたか?
思っていた以上に、職場やスタッフが協力的だと感じました。子どもの熱や病気、学校行事がある時なども優先させてくれました。子どもの成長に合わせて勤務体系を変更してくれたりと、とても働きやすい職場だと思います。
Q4:周辺に他の特養施設や看護師として働く場所はあると思いますが、なぜ西島寮にしましたか?
人生60歳まで働くと考えた際に、医療に戻るべきなのか、福祉としての看護師でいくのかという点では、ここでパートから正職員になるタイミングの時、正直迷いはありました。40歳の頃だと思います。
一番ポイントだったのは、ここの人間関係、働きやすい環境であったことだと思います。
スタッフが穏やかでチームワークが良く、お互い助け合って働いています。同年代も多くプライベートの話もでき、ストレス解消にもなっています。
これだけ人間関係が良い職場は他には無いと思い、ここで正職員になろうと思いました。
Q5:現在の仕事の内容を具体的に教えてください。
看護師として働いています。医療系の病院とは違い福祉系であるここ特別養護老人ホームは、積極的に治療をするというよりも、安らかな老後を迎えるという考えが基本なので積極的な治療を望まない方も多くいます。仕事内容としては、外傷・体調不良の対応や、食事を体に合った物に変更したりなど日常生活援助、急変時の対応です。最初は医師が居ない事に不安がありました。正直今でも不安はあります。しかし急変時のマニュアルもあり、看護職員同士で相談し合ったり、相談員も連携して対応してくれたりするので問題なく勤務できています。
Q6:日常の業務において、どういう職場のチームで仕事に取り組んでいますか?
現在、看護師は正職員4名、パートが1名います。日中は3名が勤務していて夜勤は無いです。夜間急変時に施設から呼び出しがあるのですが、それは4人が順番で担当になっています。
Q7:仕事のやりがいは何ですか?具体的に喜びを感じたエピソードはありますか?
ご利用者が楽しそう、幸せそうにしているのを見るのは嬉しいですね。
ご利用者やご家族の方から感謝されると、良いお手伝いができたかなと、看護師としてのやりがいを感じています。
Q8今の業務における個人的な目標や、ビジョンはありますか?
ご利用者の皆様が健康で、事故等無いように、少しでも早い段階で変化に気づける自分でいること。痛いなど、ご自分から言えない方が多いので細心の注意をはらって、快適にすごしていただけることを心掛けています。
Q9:どんな人に来てもらいたいですか?
明るく元気で優しい人に来てもらいたいですね。
医療の最前線で働きたい人より、ご利用者の声に耳を傾け、ゆったり触れ合うことができる人がいいと思います。キーワードはのんびりですね。
特別養護老人ホームは病院のように積極的に治療・リハビリし、その機能が上がるように援助していく所ではなく、穏やかに生活を送っていただけるよう支える所です。
働くにあたって、数年看護師として働いていた経験があるならば全然問題ないと思います。
医療現場で働いていて福祉に変わると、違いに困惑するかもしれないですが、少しずつ順応できたら大丈夫です。難しい看護技術が必要な処置もなく、ブランクがあっても大丈夫ですよ。今働いているメンバーもブランクある方ばかりなので、安心して来ていただけると思います。